太陽光発電では、電磁波が発生します。
そもそも太陽光自体が電磁波であり、電流も電磁波です。
したがって、発電する際にはその大元が何であれ、電磁波が発生します。
ですから、我々が普段よく使っている家電や、あるいはスマホ、パソコンなどからも常に電磁波は出ています。
太陽光発電では、ソーラーパネル近辺から電磁波が発せられていることが多いです。電磁波の強さは計測する距離にもよりますが、20センチ程度離れたところで計測すると、大凡80ミリガウス前後という値が出ます。
では、80ミリガウスというあまり聞きなれない単位の値、多いのでしょうか、少ないのでしょうか。
家電製品からも電磁波は出ていて、例えば、電子レンジからは200ミリガウス、ヘアドライヤーからは70ミリガウス、炊飯器からは40ミリガウス程度となっています。
スマホからは使用状況にもよりますが、大体10~20ミリガウス前後のようです。
パソコンからは大体、1~10ミリガウス程度で、ノートパソコンの方が出やすいようです。
現在、科学的には、電磁波が人の健康に長期的に影響するという結果は出ておらず、健康に影響はない、と考えることもできます。
しかし、WHOでは長期的に影響があるかもしれないので、各国で研究を推奨するという声明が出ており、ヨーロッパなどでは問題があるという認識が一般に定着しているとも言われています。
その点、日本ではまだ研究段階であり、基準が緩く、WHOの提言にも関わらず問題意識が低いと言えます。
電磁波が長期的に影響するかはまだ科学的に研究段階にあるとはいえ、短期的には眼精疲労や神経過敏などを起こすことは立証されています。
電磁波を発する電化製品の近くに長居せず、適度な距離と使用頻度を保つのが良いでしょう。
こちらも参考にしてください。⇒太陽光発電 電磁波

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